トマトの品種比較、味、育てやすいか?
トマトの品種比較、味、育てやすいか?
トマトの品種比較
*個人的な感想で一意見です。環境によって変わりますのでご注意ください。
品種名(流通名) | 背丈 | 低温 |
高温 |
実つき |
収穫量 |
大きさ |
味 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
ブラックチェリートマト | 2m以上 | ◎ |
△ |
◎ |
○ |
ミニ |
甘い、柔らかい、ジューシー、 |
ホワイトチェリートマト | 2m | △ |
◎ |
○ |
○ |
中ミニ |
甘い、甘さが際立つ |
ローマ V.F. トマト | 1m | ○ |
◎ |
○ |
○ |
中 |
もさっとしている、味はあまりない、加工用 |
サンマルツァーノトマト | 1m | △ |
◎ |
△ |
△ |
中 |
もさっとしている、味はあまりない、加工用 |
タンブリングトムトマト | 60cm | ○ |
△ |
○ |
△ |
ミニ |
大味 |
イエローパーフェクショントマト | 1.5m | ○ |
○ |
○ |
△ |
中ミニ |
旨み成分が多い |
ブラッククリムトマト | 1.5m | ◎ |
△ |
○ |
○ |
大 |
酸味と旨味がある |
ブラックシーマントマト | 1.5m | ◎ |
△ |
○ |
○ |
大 |
酸味と旨味がある |
ニゴアストマト | 1.5m | ◎ |
△ |
○ |
△ |
中大 |
|
ブラックブランデーワイントマト | 1.5m | ◎ |
△ |
○ |
○ |
大 |
|
ピーチトマト | 1.5m | △ |
○ |
△ |
△ |
中ミニ |
|
スタピストマト | 1.5m | ◎ |
△ |
◎ |
◎ |
中大 |
旨みと甘みとキレ、香りがある |
国産F1トマト | 2m | ◎ |
◎ |
◎ |
◎ |
甘い |
トマトを比較した結果
海外のトマトと国産のF1トマト(シェアが高いもの)を比較すると、表のように全てにおいて、国産F1トマトは◎以上です。
それを踏まえて海外エアルームトマトの比較を考えてください。
しかし、誰があえて、比較で劣る海外産トマトを育てるのか?不思議です。しかし、育ててしまいました。ついつい。
このついついというのが面白さのポイントであるのかと思います。
1シーズンを海外産のトマトだけ植えようなんて、かなり自虐的です。運が悪いと悲惨な目にあいます。自分は国産F1品種を保険代わりにいくつか植えています。しかし、もう本当に天候が不順すぎて、うまくいきません。全部国産にするか、国産のように強健な品種をつくりだそうかと考えてしまいます。
しかし、スタピストマトは優秀です。
そう言えます。かなり優秀だと思います。何十種類くらいしか試していませんが、ブラックチェリートマトとスタピストマトは合格ラインかと思います。
カラフルなトマト品種を色々作って思ったこと
比較するためには、美味しくない品種、収量が少ない品種を作ることは意味がありますが、純粋にいい成果を出したい時には、純粋に自分がいいと思う品種をいい時期にいい作付で栽培してみたいです。
それは、どういうことでしょうか?
短期間でトマトを栽培して収穫量を上げられるような品種を比較して見つけたい!
例えば、普通1シーズに1回だけですが、2サイクル、3サイクル時期をずらして収穫できるように、収穫したら苗を植え替えてまた、いい状態の実を収穫する、これを繰り返して最良の実だけをたくさん収穫する方法を考えています。
だいたい、1段目、2段目、3段目くらいまでは大きくて美味しい実がたくさんなっています。それ以降はどうも弱くなってきます。だとすると、この状態で次の新しい苗を植えればいいわけです。
そのためには、まず、植えてからすぐに実が成り始める。 最初の下の方の段で力を使いきってくれるようなトマトが最高です。
また、背丈が小さいほうが支柱も短く、ほかの野菜のじゃまにならずに便利でし、植え替えていくときにも、先頭に配置したトマトを植え替えるのであれば、小さい苗にも日があたり、後ろへの影響も少ないです。
これらの条件を兼ね備えていて、低段収穫栽培方法が可能かもしれない品種はスタピストマトです。
とにかく、次から次へと苗を作りまくり、1シーズンに3回くらい植えてみようかなと思います。
このトマト3段目くらいには力を使いきってほとんど成りません。しかも、1段目、2段目がかなり驚異的になります。
そこで力を使いきってしまうようです。
そういう意味では黒系の大玉トマトである、ブラックシーマンもいい感じです。
ただ、これらのトマトは高温に弱いので、夏場の猛暑期を乗り越えられません。
そこをどうやり過ごすか?
新しい苗の状態で過ごすか?いや、一段目から重要なのでそれはダメージが残るかもしれません。
では、8月は植えずに9月に入ってから定植したらどうでしょう??
一般個人で8月に低温性のトマト苗が快適に育つ環境なんて作れるのでしょうか?ポッドなんて一日二回水をやっても干からびます。考えるだけで面倒です。
そこで、直蒔きじゃない?ということです。苗作りをかねて直蒔きをしたらどうでしょうか?
5月に撒けば6月の中くらいには花を咲かせそうになると思います。一方、5月初に植えたスタピストマトは7月の中から末ごろに一斉に赤くなり始めて、収穫できなくなります。
ここで苗を植えたら?暑さでやられてしまうでしょうか??
株が新しければOK?
では、秋用に7月に種を直蒔きしたら、8月の中ごろに定植できそうな時期になっている、、、まだ、早い?
7月中か?花が咲いてしばらくしてしまったら、実がなるので、植え替えと暑さでダメージを受けたら、1段目の花がダメになってしまいます。
だめですね。
では、2回目のトマトを高温に強い品種にするとかでどうにかならないでしょうか?
つまり、7月末に高温性のトマトの苗を植えて、2段だけ収穫して、、、、
しかし、花が咲いても8月では実になりませんし、花が咲きません。じゃあ、だめです。
残念でした。