家庭菜園で大玉トマトは難しい?
家庭菜園で大玉トマトは難しい?
トマトは難しい?
たしかに難しい方だと思います。ミニトマトではなく、大玉トマトのことです。
トマトというと、普通はミニトマトもトマトだと思いがちですが、トマトというと、専門の人や古くからやっている人は大玉トマトのことをいうようです。 ミニトマト自体がだいぶ新しくなってから国内で流行った野菜です。
育てるのが難しい理由
それにはいくつかあるのだと思いますが、色々と難しいといわれるのは、複数の失敗例が重なっているからのようです。
以上だと思います。
これらは、
海外のトマトといっても、ガーデナー向けの固定種のことですが、
これらは原型をとどめた維持された品種で、本来の野性味というかトマトの性質が強く残っています。
簡単にいうと、普通だったら何もしなくても、どんどんと花が咲き、咲いたら実がなり、実がなったら収穫できるのが当たり前ということが 当たり前ではないということに気が付かされることです。
逆にこれが普通だと思うとなんとも思わないのですが、国内の昭和初期までの農業は大変だったんだろうな、、トマトはあまりなかったのも納得できる、 という、勉強にもなります。
例えば、
花がなかなか咲かない!
花が多く咲きすぎる!
実が多すぎて、隣あった実が潰れてしまう。
枝が多すぎて、花が咲いても落ちてしまう。
ある日急に枯れてしまう。
1房に実を多くつけすぎて次の段からほとんどならない。
1mくらいで成長が止まってしまう。
これらは異常ではなく、本来の性質であり、正しいものです。
普通に園芸屋さんで売っているトマトの苗を買って育てていてもほとんど病気に出くわすことはないはずです。
全く見たことがない、逆にどうやったら病気がでるのか?などというくらいに無いと思います。
それは、何十種類もあるほとんどの病気は、肥料を多くやったり、長年、密集してハウスで育てていたりすると出てくるものが多く、 趣味でやる人にはほとんど関係のない世界でも有ります。
ただ、病気と生理障害は別のものとしていて、実にこの生理障害というのが多くあって、これは乾燥や暑さによっても出てきます。
これを病気と含めるとかなりのことがおきるので、まともにできるのは少ないということになることが多いようです。
たとえば、日当たりが悪くて上手く成長できないのに、実がならないかといって、肥料をたくさん与えて枯らしてしまうという例などがあります。
とにかく寒いです。冬がなかなかあけずに4月でも寒い状態です。
まともに夏野菜が育つには寒いくらいです。
5月に入るとGWは一時的に熱くなりますが、なぜか、その後、急激に寒い日が増えてきます。
そして気温が上がり始める、日照時間が伸びるはずの6月にはなぜか、雨が多発します。昔は梅雨なんていっていましたが、今は雨期といったほうが 正しいような気がします。
この時期の雨はふると結構冷えます。そして日照がへるのでトマトの成長が悪くなることはまのがれません。
いわゆる寒い時期が終わり始める頃に、灼熱の暑さという、35度以上の日が頻繁に、というか、ほぼ毎日続き、雨も降らなくなります。
8月から9月初めまではだいたいそんな感じです。
これは本当に雨期の終わりを感じさせます。
この乾燥と暑さでは大量の水を撒かないと枯れてしまいます。それにこの温度ではまともに花が咲いて実がなることはできません。
いまでは35度というのは涼しい方で、35度を超えたあたりから暑い、危険という雰囲気になっています。また、昔よりは雨が減って、 一時的に降るスコールのようなものはありますが、2週間以上雨が降らないという日も多く、乾燥しています。そのためか、あまりジメジメした暑さとは 違っているように感じます。
赤道近くの熱帯雨林のような南方諸島の暑さは、ものすごい湿度です。あのもわッとした感じから比べれば過ごしやすいものです。
8月だけ酷暑といわれる暑さがあったかと思うと、一気に冷え込みます。
本来は冬がメインだったかのように一気に冷えきります。
昔は結構、9月終わりまで暑かったのですが、もう今ではすっかり寒いです。9月の2週め辺りからぞくぞくとした寒さが現れる日がでてきたりします。
突発的に寒い寒気が入ってくると1週間くらいは低温になり、トマトでさえあまり成長できない日々が続いたりします。
夏の猛暑化と同時に冬の寒冷化が激しく進んでいます。
激しすぎてシベリアか?という気分ですが、たしかにシベリアに来ている寒気が国内まで南下してきているようです。
はっきりって今まで生ぬるい生活になれていたものにとってはかなり厳しく感じます。
トマトに冬は関係ない?と思いますが、夏があつすぎてだめだった場合、時期をずらして冬前までに栽培するという方法もあり得たのですが、今では無理です。
これはトマト、大玉トマトでは、特に国内で販売されている品種は枝を1本にしていかないと、実がちゃんとならない、大きくならないようです。
なぜでしょうか?
固定種ではそういうこともないものもあるのですが、おそらく、樹勢が強いのだと思います。
強健にするあまり、成長を早めるために、樹勢の強い品種を掛け合わせていった結果、このように枝を刈り取らないと、実をとるためには悪影響が 現れることになったような気がします。
固定種では何もしなくてもよくとれるトマト、大玉トマトもあるようです。いま、そういうのをよく探しているところです。