トマトの苗作りが失敗!
トマトの苗作りが失敗!
トマトは苗の良否が成功か失敗かを決める
トマトやナスなどの夏野菜は苗がいいか悪いかで、失敗するか成功するかが決まることがあります。
そのため、ナス科の夏野菜は苗作りが栽培の良し悪しの半分を決めると言われたりします。
というより、悪い苗だとほとんどうまく育ちません。これは確かです。間違ってはいけないのは、特別にいい苗を買えば成功するということではなく、悪い苗を 成長がおかしくなった苗を使うと失敗することが多いという意味のようです。
ただ、成長がひょろひょろの苗でも植えてから回復することも有りますが、トマトなどは強いため、元気に成長して見違えるように大きくなりますが、 それは、苗作りの失敗をリカバリーしただけで、本来は必要のない余計な心配と手間がかかります。
また、弱く成長した苗は、回復することも有りますが、失敗する可能性も結構ありますので、やはり手を出さないほうがいいようです。
苗作りが上手くいかない!
これはトマトにかぎらず夏やさいはどうやら苗作りがうまくいかない、難しくなりつつあるようです。勝手な個人的な感想ですが、どうしても、 冬が長く夏が短い、そんな天候の年にはうまく出来ないと思います。
家庭菜園は個人の菜園です。営利目的ではないので、大規模なハウスなどもないので、温度を保つことも出来ません。
そうなると、特に真冬に一番寒い時期に苗作りを開始するナス科の夏野菜などは本当に厳しい条件になってしまうと思います。
ハウスがない昔はどうやって苗を育てていたのか不思議でたまりません。
トマトやナスなどは自然の環境下で放任栽培していると、どうなるでしょうか?
毎年花を咲かせ実をならせるでしょうか??
本来、国内に生息する植物であれば何もしなくても放置しておけば毎年、種をのこして増えていきます。種が落ちて来年また発芽する、そんなサイクルがあります。
おそらく、昔はビニールハウスはないわけです。
当然です。トマトは少しあとから栽培され始めましたが、ナスは古くから国内で育てられてきました。 ナスのほうが高温を求めている傾向があります。
それも改良品種ではないものがハウスも石油ストーブもない時代にどうやって育てられていたのか?不思議でたまりません。
おそらく、夏に一回だけ栽培する作付です。
でも、苗を保温するところもなく、冬が近づいたら寒さに直接あたり枯れてしまいます。
ビニールトンネルもマルチもありません。
そもそも、真夏に枯れてしまうでしょう。トマトは。
だいぶ、昔の時代に夏場、トマトに頻繁に水やりができるような農業用水があるとも思えません。田んぼならば、用水を用意していたでしょう。
でも、涼しい地域の米どころこの田を改良して畑にしてそこでナスなどを育てたとしたら、夏でも高温にはならずに、水はたくさん与えられるし、いがいと 秋まで栽培できたかもしれません。
では、トマトは?トマトが国内に入ってきたのが明治時代と言われていますから、ほとんど近代と言えます。
この頃から今に至るまで、海外の品種か公共機関が育成した品種か、種苗メーカーが改良した品種しかありません。
伝統品種がない!=つまりは、国内の各地域で独自に育てていくのは難しい!
という意味ではないでしょうか?
確かにトマトに「どこどこ地方のなんとかトマト」という品種は聞いたことがありません。。。
言葉の韻を踏んだ、トマトと地方名を重ねあわせたダジャレの言葉の作りのような商品名のトマトはありますが、品種名ではないので、同じものを種や 苗で探しても見つかりません。
最近ではトマトを早植えするのは辞めました
最近の傾向、もういいよ、いつでも、気が向いたら植えようかな、、もっと暖かくなってからがいいかな。。もっと楽にできる楽しい時期に植えたらいいかなあ、、などと考えてしまいます。
昔は、トマトは4月中には植えたいと思っていましたが、実に楽しく楽にできるのは、5月の中くらいに何も保温せずにミニトマトを植えることでしょう。あとは放置です。
何も知らない頃に遅いとも知らずにそれくらいの頃に植えたら、面白いように簡単につくれました。
ですので、多分、これくらいが簡単でいい時期なのでしょう。更に気温が下がっているので、もっと遅くてもいいか、もう遅すぎて冬になるので、それくらいがいいのか、わかりません。
ただ、大玉トマトは遅く植えると、成長が早く茂りすぎて、実がつかなくなってしまいますので、成長の遅い寒い時からやったほうがいいような気がします。
しかし、それでも、海外品種などは日本の寒い4月などはかなり難しいと思います。真夏の前くらいの気温がちょうどよく、それが長続きすればいいのですが、無理な話です。
それと、早く植えればたくさん収穫できたのですが、最近では、ほんとうに早く植えても寒すぎて成長しないので、もう、1ヶ月くらい遅く植えています。当然、収穫できる量は昔の半分程度です。
別にそれで収入を得ているわけではないので、たいした問題では無いのですが、モチベーションが下がります。
しかし、そうはいっても、ほんとうに人がおかしくなるくらいの寒さですのでしかたがないことです。寒い山間部に住んでいる親戚のところなどでは、トマトでさえ霜にやられてしまい、もう一度植え直したそうです。
そんなことが何度か続いているようです。ほんとおかしくなったものです。